2003-09-01から1ヶ月間の記事一覧

○ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ Ⅱ』(集英社文庫) 上のはI WISHで、こっちはIrish。

○悩み相談(カウンセリング)於大学健康センター、 その後 ○構内のベンチで『ぴあ』を読んでいて、「smeスポ」なる号外新聞を模したチラシをもらう。“I WISH”の1stアルバムの広告。少し前にテレビで2回、1回はフジで1回はNHKで、「I WISHのボーカルai…

○高橋源一郎『さようなら、ギャングたち』(講談社文芸文庫) 古本屋で200円で売っていたので買って読んだ。 「考えてどうなるんだ?」 「どうにもならないでしょう」 「どうにもならないことを考えるのが、授業なのか?」 「まあ、そうです」 「おまえはそ…

○ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ Ⅰ』(集英社文庫) 漂う徒労感。膨大な量の言葉が費やされながら、その大半は外に吐き出されることが無い。ただただ内側で生じては流れ去る。人の話や街の看板、景色、新聞などの情報から、こちら側の思考や想念は動き出し…

マンガ

福島聡『六番目の世界』(エンターブレイン)

J−WAVE

昨日試験勉強をしながら、久々に深夜ラジオを聴きました。J-WAVE『TR2』。水曜日のナビゲーターはリリー・フランキーで、アシスタントは"めめたん"(安めぐみ)。火曜日担当のみうらじゅん&安斎肇のも有名ですね。で、水曜日は性愛の求道者リリー・フラン…

図書館から

○山崎まどか『オードリーとフランソワーズ 乙女カルチャー入門』(晶文社) ○作・越智典子/画・塩田雅紀『パンになる夢』(パロル舎) ○ビデオ『綴方教室』(出演・高峰秀子ほか)

アメリカ文学などを中心に手がけている翻訳家に、岸本佐知子さんという方がいますが、岸本「佐和子」という名前もよく見かけます。ネットで検索してみても。正しくは佐知子さんなのでしょうが。それとも別人?実は私も少し前まで、岸本佐和子さんかと思って…

○国書刊行会からの電話は鳴らず。1次面接でスッパリ斬られる。うわーん。面接のときに交通費の代わりなのか、国書が出している本を1冊くれました。在庫整理?経費で落ちるから?理由は良く分かりませんが。思い出に取っておきます。そしてこれからは、1人…

0924

熱い文庫といえば光文社文庫も忘れてはいけない。大西巨人『神聖喜劇』『三位一体の神話』や乱歩全集、土屋隆夫セレクションなど。

『ユリシーズ Ⅰ』(集英社文庫) 生協書店に平積みされているのを見て衝動買い。ハードカバーは手にとってみることさえしたことがなかったので、まっさらな状態の気分でページをめくる。第一印象は、訳注が長ーい。 それにしても集英社文庫というのはなかなか…

ちくま文庫に挟まってる栞。マダムがアンニュイな雰囲気を醸し出しながら、「で、あなたは読んだの?」とこちらを見つめている。『失われた時を求めて』のページを開くと、いつもこの栞が目に飛び込んでくる。そういえば私家版「お厚いのがお好き(未読本)」…

三木義一『日本の税金』(岩波新書) バランスよく簡潔に日本の税制を紹介してくれようとしている。が、1つひとつの項目がやや淡白すぎるように思う。重要度も把握しにくい。各々の税が複雑に絡まりあっているのだから、これとこれだけが大切、というわけには…

雨の中、市役所の公務員試験を受けてくる。地元なので誰か知った人に会うのではないかと、期待しながら、もとい脅えながら試験場へ向かう。案の定出会いました。昼休みに。高校時代のあまり会いたくなかった友人に。これは同族嫌悪(この言葉の出自が分からな…

「笑っていいとも!」のテレフォンショッキングで、有吉佐和子からバトンを受け継いだのは橋本治だというのは有名な話なのでしょうか。1984年6月22日(金)が有吉さんで、6月24日(月)が橋本さん。このページで確認することができます。橋本治の『恋愛論』にで…

就職活動(一次面接)。 帰りに本屋で三木義一『日本の税金』(岩波新書)を買って電車内で読み始める。大学の「租税政策」の試験対策に買ってみたのだが、試験日は明後日という追い詰められた状況でのこのあがき。吉とでるか凶と出るか。

『ドン・キホーテのペディキュア』について

理解可能な統一的人格への信仰や、物事を自分の座りが良い状態にもっていこうとする物語化を否定するのは分かる。割り切れない状態、落ち着かない場所で耐えてやっていかなくてはいけないのだ。また単純に、何もかもが了解可能な予定調和ではつまらないとい…

自宅にてビデオで

『アカルイミライ』(監督:黒沢清) 『インソムニア』(監督:C・ノーラン)デッキの調子がやはり悪い。『ブギーナイツ』も借りてあったのだけれども、画像がちらついて鑑賞不可能。これが一番観たかったのに。せっかくツタヤ半額サービス中なのになぁ。中古…

先日買ったもの

『美女コレクション 妄想していいですか』(光文社文庫)というのを先日買って、読み了えたわけではないのだが、ぱらぱらめくってみると、カバーと各章の扉絵を安西水丸、本文のイラストを鳩山郁子、解説を最近テレビにも出ている百瀬博教が担当していて、やけ…

鴻上尚史『ドン・キホーテのペディキュア』(扶桑社文庫) 箇条書きでメモ ○中田統一監督の『大阪ストーリー』を観たい。ちくま新書の『カルチュラル・スタディーズ入門』の中で取り上げれらていたのを読んだときから気になっている。 ○日本人は英語で話すとき…

携帯に保存しっぱなしだった映画『ぷりてぃ・ウーマン』の感想メモをコピー。観る前に気になるのが腰くだけのタイトルだが、中身はとてもしっかりしているので心配は要りません。淡路恵子演じる森下葵を中心に結成されたおばあちゃんだけの劇団『ともしび』…

○カウンセリング於大学健康センター ○親戚から、そこの家の娘さんが本好きで新しい本を買い与えていたのでは家計に響いて困るという相談を受ける。地元の図書館はサビレテイルからなあ。100円コーナーもあるし、美本も揃っているので、とりあえず私ひとりで…

於ブックオフ

鴻上尚史『ドン・キホーテのペディキュア』(扶桑社文庫)、福永武彦・中村真一郎・丸谷才一『深夜の散歩 ―ミステリの愉しみ―』(ハヤカワ文庫)、柳澤桂子『二重らせんの私』(ハヤカワ文庫)、高橋源一郎『ぼくがしまうま語をしゃべった頃』(新潮文庫)。

『古都』(監督:中村登、脚本:市川崑)於フィルムセンター 『鶯』(監督:豊田四郎、原作:伊藤永之介)ビデオで

マンガ

福島聡『少年少女 1巻』(エンターブレイン) 帯に書いてあるコピーが期待を持たせすぎるから……。

池上彰『そうだったのか!現代史』 高校生には良い参考書になるのじゃないか。高校の参考書に適しているというのは、高校生以外の人にとっても標準的な入門書として相応しいということ。社会人向けの「○○時間で分かる世界史(或いは宗教、ギリシア神話、シェ…

○本屋で岩波の小冊子「読書のすすめ」を貰ってくる。今回の執筆陣は池内恵、斉藤美奈子、斉藤孝、藤原正彦など。 ○タイトルを変更する。『本を読むバカ読まぬバカ』と掲げられるほど本を読んでいないことに、日記をつけ始めてから改めて気づいたので。

○吉本隆明・大塚英志『だいたいで、いいじゃない』(文春文庫) ○吉本ばなな『キッチン』(角川文庫)

朝の連続テレビ小説『こころ』の挿入歌に熊木杏里。いつからだったのだろうか。偶然気づいた。

○高橋源一郎『虹の彼方に』(新潮文庫) はじめはとんでもなくハチャメチャな人物や出来事の連続なのに、終わりに近づくにつれて彼らの誠実さややるせない気持ちが強く感じられてくるのは何故だろう。 ――これでは『ジョン・レノン対火星人』の感想をコピーした…