3/18。朝御飯を食べながら朝のワイドショーを適当にはしご。峰竜太麻木久仁子司会の日テレの番組で、ゲストに金子貴俊が出ていた。はじめはゲストがビデオに撮ってきた自宅の写真を元に、という裏番組の「はなまる」などでもやってる手法で話が進む。クローゼットから祭用のハッピが出てきて、それが亡くなった父親の形見だというところから、金子貴俊の生い立ちへと話が進み、両親の離婚や父との2人暮しや父のお店の倒産など、かなり重い内容のものに。多分詳しくは、先日出したエッセイ集で触れられているのだろう。不幸な体験を持っている芸能人というのは星の数ほどいるだろうし、そのエピソードは人気獲得の武器として使えてしまう、というのは確かにある。そもそもこの日の番組出演が、エッセイ集の宣伝の意味があるだろう(本を取り出すなど直接の宣伝はしてなかったように思うが)。けれど、金子貴俊の姿・語り口は、観ていて聞いていてとても気持ちが良いものだった。色々な臭さの無い、落ち着いた、適度な明るさを持った様子だった。
→金子貴俊『僕が笑っている理由』ISBN:4086500612