2004-03-01から1ヶ月間の記事一覧

・就職用にと山口瞳『礼儀作法入門』(新潮文庫)と伊吹和子『編集者作法』(日本エディタースクール出版部)をブックオフで。『編集者作法』といっても、決して4月から編集者になるわけではなく――というかなれなかった?――普通のリーマン生活ですが、本の内容…

・村上龍『コインロッカー・ベイビーズ(上下)』(講談社文庫)読了。『コインロッカー』に出てくるアネモネという女の子がワニを飼っていて岡崎京子『pink』を連想したが、どうやらこれは安易な思い付きらしく、実際はYOU(元フェアチャイルド、いまタレント)が…

・『どん底』(監督ジャン・ルノアール)、『カップルズ』(監督エドワード・ヤン)、『ゴーリキー・パーク』(監督マイケル・アプテッド)、『暗黒街の顔役』(監督ハワード・ホークス)、『耳に残るは君の歌声』(監督サリー・ポッター)を観る。『どん底』『カップ…

3/18。朝御飯を食べながら朝のワイドショーを適当にはしご。峰竜太・麻木久仁子司会の日テレの番組で、ゲストに金子貴俊が出ていた。はじめはゲストがビデオに撮ってきた自宅の写真を元に、という裏番組の「はなまる」などでもやってる手法で話が進む。…

3/18。4月から勤める会社に行って、書類を受け取ったり直属の上司の方とお会いしたりする。 3/19。再試験の結果が出る。なんとか無事卒業が決定する。入学する前は結構憧れていた大学だったが、スポーツの応援などの愛校心を全開させる機会をとこと…

CD

・パーカッション・ミュージアム/惑星 パーカッション・ミュージアムとは、読響主席ティンパニスト菅原淳が率いる打楽器集団のこと。前に大学の般教講義で、菅原氏と団員の1人加藤恭子氏が来て、小さな演奏会をしてくれたときに、配っていたチラシに載って…

○村上龍『限りなく透明に近いブルー』(講談社文庫)読了。解説で作品を「没主体の文学」と説明する今井裕康は、「ここにあるのは、ただ、見ること、見つづけることへの異様に醒めた情熱だけである」と書いている。さらに、それを読むものに強く感じさせるのは…

・塚本晋也監督『六月の蛇』を観る。1人の女と2人の男。女は電話でこころの悩み相談を受ける、心裡カウンセラーのような仕事をしている。1人の男は女の亭主で、潔癖症でインポテンツなのかセックスレスの生活を続ける、会社人間。もう1人の男は、ヴァイブレ…

・ブックオフ100円棚で北杜夫の新潮文庫を5冊ほど、ほか書肆山田から出ている詩集(タイトルや詩人の名前はいま手元に無いので分からない)を3冊ほど。詩に興味を持っているがよく知らないので、書肆山田から出ているものなら信頼できると思って買ってみ…

再試験

・大学で再試験を受けてくる。物権。物権にさよならをいう方法はいまだに発見されていない。いや、さよならしなくちゃ。闘わなきゃ現実と。 ・入浴剤、しかもドラッグストアで手に入るような普通の入浴剤でもって、味気ない日常にアレンジを加えようとするの…

・新聞経済面の企業・商品情報欄で、トンボ鉛筆から黒赤鉛筆が再発売されるということを知る。サイトを見ると一応、新発売らしい。 ・文房具というのも、奥が深いというか、柏木博なんかの仕事(岩波新書や晶文社から出ている本)は面白そうなのだが、文房具…

・プールで泳いだあとに食べるアイスが最近の愉しみ。下戸で甘党の人間としては、食べ歩きとかやりたいのだが、1人で色々と回るのが恥ずかしい。もっとがむしゃらに生きたい。いや生きねば。で、水泳後に食べているのは、施設のロビーに置いてある自販機の…

・中平康監督の『泥だらけの純情』と溝口健二監督の『祇園の姉妹』を。『泥だらけ』は『キューポラのある街』であんまり絡みが無かった浜田光夫/吉永小百合のコンビを観てみようと借りた。この作品では2人で激しく突き進む姿が観られて、満足。『祇園の姉…

・橋本治『'89』を読んだ勢いで『ナインティーズ』(河出文庫)を読む。91年の衆院選前の状況や映画バットマンの鑑賞方法についてなど1部で語られ、2部では湾岸戦争の解説として、世界史(イスラムの歴史から欧州帝国主義云々といったとんでもないところま…

・ムージル『愛の完成・静かなヴェロニカの誘惑』(岩波文庫)読了。短編が2つ入っている薄い本だが読んでいて疲れた。今度は『三人の女・黒つぐみ』を買ったので読んでみるつもり。昨夜、自分が射殺される夢をみたのは、再試験へのプレッシャーだけでなく、…

・卒業のかかった再試験が決定。物権5年連続で落とす。

・『無理心中日本の夏』(監督:大島渚)

・橋本治『'89(下)』(河出文庫)。取り上げるテーマの幅広さは『貧乏は正しい!』に匹敵するのでは。