2003-06-01から1ヶ月間の記事一覧

いとうせいこう『ノーライフキング』読了。

これは良い。文庫の解説では、この小説は子供時代の終わりを書いたのだと書かれている。それは確かに1つある。他にも、人が言葉を書くのは何故なのか、近い将来に死んでしまう人が切迫した気持ちで文章を記すのは、誰に何を訴えたいがためなのか、というこ…

NHK総合で少子化問題についてやっている。晩飯を食いながら観る。少子化で予想される問題として、学校の児童数の減少や少年野球チームのメンバーが不足することなどが例として出ていたが、それはあまりにも下らない例だ。 未婚化や晩婚化、子供を持たない夫…

大学と就職説明の会場を2往復。汗びっしょり。帰りに友人と久しぶりに飲む。 2社のうち1社は、幾つかの意味で凹まされる企業だった。隣の席に座った人は途中で寝てるし。机の上にカバン乗っけたまんまの輩はいるし。絵に描いたようなぐだぐだ状況が発生。 …

「100語でスタート!英会話」(NHK教育)http://www.nhk.or.jp/100go/ にジョージ・ウィリアムスが出ている。 幻のラジオ番組「侍モーニング」を思い出した。テレビでもラジオでも伝説的な番組というのはあり。インターFMでやっていたこの番組はたったの…

柏屋ユッコ 岡田ユキオ『ラヴ・エスプレッソ』読了

濃くて軽い。自動律の不快なんてことはこの世界にはまったく関係ない。〇『毎日新聞』今日の朝刊社会面、訃報「小島貞二さん死去」より 小島さんの経歴紹介の部分 「愛知県出身。旧制中学を卒業後、漫画家を目指して東京へ。だが大柄な体格を見込まれて19…

・古本屋で買った古本が、ブック〇フから入手したものと気づいた時は少し悲しい。というか悔しい。一般的な普通の古本屋で買った新潮文庫。1冊300円。栞の紐が切れていて、これはどう考えても奴らの仕業だろう。いらっしゃいませーの連呼と本を削っての再生…

『死霊Ⅱ』を読むもペースががくんと落ちた。読んでるこちらの問題だろう。 この作品はサーヴィス精神のある文章であるから。 バトルの途中で出てくるちょっとした挿話がまた面白い。個人的には、電車で事件に遭遇した裁判官が、裁判所での毅然とした正義の番…

あっは

電車内で埴谷雄高『死霊Ⅰ』読了。 物語の進展・時間経過なんてほとんどないしひどく停滞しているのだが、文章の大半はペダンチックナな議論に費やされるのだが、どうしてこんなに読ませるのか。適度な抵抗感をもつ文章が心地よい。買うべき本 五十嵐敬喜『都…

町田康『屈辱ポンチ』読了。

「けものがれ」の方が入りこみやすかったか。アウトローだとか堕落した人間の生態や生活を描いた小説は、その反面、じつは倫理的なものを提示していることが往々にしてあると思う。この作品でも、主人公は表面上のだらしの無さの下で、しっかりモラルにこだ…

ひどく久しぶりに高校の校舎に

公務員試験のため。スリッパをもって行くのを忘れるというやる気のなさ。出来は予想道りに何の手ごたえもなく。TOEICを受けるときにも感じたけれど、大人たちが集って受ける試験というのはどうしてやるせない気持ちを誘うのだろうか。大学入試の模試のときも…

おおひなたごう『俺に血まなこグレート Remix』読了。

ギャグマンガを読んでいると、いつでも子供の頃の気分に戻れる。気がする。そしていい加減な世の中をいい加減に生きて良いんだと感じる。 そんな私は明日に公務員試験を控えた20代後半の男。

三原ミツカズ『ハッピー・ファミリー』読了

題材自体はエディプスコンプレックスで、まさに昔から繰り返し書かれてきた ものなんだろうけれど、子供の母への愛情をそのまんまに描いたこのマンガでは、陰湿などろどろした父子の葛藤はなく、表面にでた(それこそ殴り合いとか)喧嘩として解消される。 …

梅雨の晴れ間

ネットをやりながらついついテレビを見てしまうことが最近多い。 駄目だ。パソコンのある場所も問題なんだけれど。 それで今日もこんなに天気の良い日の午後に、日テレの”特報スクープオンブズマン”とかいう番組(番組名失念。調べる気もなし)を観てしまっ…

呉智英『サルの正義』(双葉文庫)読了。

メモ:P・T・アンダーソン『ブギーナイツ』

木下恵介監督『女の園』。

戦後間もない京都。名門全寮制女子大学の中に起きる、伝統と管理に縛られた学校に対する生徒の反発と、生徒間の衝突。当然学生運動をモデルに作られたのかと思っていたが、54年に作られていたのだとは驚き。 http://members.aol.com/sonki1954/kinositafilmo…

☆今日のビデオ

『トップランナー』(NHK教育) ゲストはケロリーナ・サンドロヴィッチ。清水宏『花形選手』を観る。 彼の作品に共通しているのは子供たちのいきいきとした姿。道を往くシーンの多用。進んでいく側の視点で撮られている。 終わりにある追いかけっこの場面は…

心の天気に晴れぇはない〜♪(熊木杏里)

・現段階での第一志望企業、あっさりと一次落ち。 何かもうどうでも良くなってきた、と洩らせるだけの余裕。

『色川武大・阿佐田哲也エッセイズⅠ』読了。

酒たばこ競馬競輪麻雀、すべてやらない私が読む必然性はあったのだろうか。 もちろんそれはあったのだと思うけど。・人生はギャンブルだみたいなことが言われるときに、その多くは人生において運や偶然が占める割合の大きさを指しているのだと思うが、本当の…