トッド・ソロンズ監督の『ストーリー・テリング』を。『ウェルカム・ドールハウス』に出てくる少女のようなパンチのある人物は出てこなかった。場面が切り替わる時の音が、まるでサザエさんドラえもんのような間の抜けた音になっていて、郊外ののどかな感じ(太ったおばさん達が散歩していたりする)が増幅される。それでいて事態はかなり悲惨(おそらく)。悲惨、と断定できないような気持ちにさせられるところに面白さがあるようにも思う。