その他。

今日買ってきた文庫本から、小林信彦『地獄の読書録』(集英社文庫)、筒井康隆『不良少年の映画史』(文春文庫)を適当に拾い読みする。/ナンシー関の本を少しずつ読み始めようと思う。この人の本は、決して学問的な領域に取り込まないような読み方をしなければいけないと思う。橋本治を読むときに似たものを感じるのだ。そもそも取り込むような知識を有していない私だから、これはいらん心配なのかもしれないが、どうしてもどっかからの批評理論とか用語とかと結びつける形で、否、多くはそれらの用語・概念の中に取り込む形で理解しようとしてしまう。そのままの形で受け止めること。これが難しい。というか出来る人にはあっさりと出来ることなのかもしれない。出来ない人には出来ないのかもしれない。だけれども出来ないといって諦めることも出来ない私なので、とにかく読む。