2003-12-31から1日間の記事一覧

12月22日の3本について

『信子』 おんな版「坊ちゃん」といわれた作品らしい。小宮山信子(高峰)は、女学校教員として九州から上京してくる。体育担当になった彼女は訛りをからかわれるなど、なかなか教師生活に馴染めない。加えて、下宿先が芸妓屋であることが校長にばれて、学生…

◇柳澤桂子『二重らせんの私』(ハヤカワ文庫) 動植物に身体を使って触れると同時に、生物にたいして知的な関心も抱いていた少女時代を軽く導入として、著者が米国コロンビア大学院で過した3年間を中心に、「学ぶことの充実」が語られる。著者自身の研究や周囲…