【旅 ― 「ここではないどこか」を生きるための10のレッスン】@東京国立近代美術館
瀧口修造のリバティ・パスポート(海外へ旅立つ友人に贈った手作りのパスポート。遊び心に溢れている)から始まって、壁に書かれたサン・ヴィクトルのフーゴーの言葉「自分の故郷を甘美だと思う人は、まだか弱い初心者である。/どの土地も生地だと思うような者は、すでに強者である。/しかし、全世界は異郷の如きものだという者こそ完璧なのだ」で終わる、10人の芸術家による旅への誘い。入場券、パンフレット、900円で購入したカタログが、パスポートを擬した作りになっていて面白かった。